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京都

天橋立から京都のウタノユースに着いたのは、すでに夜10時を過ぎた頃だった。ユースホステルの駐車場に車を止めて朝まで寝ていた。

朝に起きてユースの人に予約を入れて、車を預けて歩いて京都市内を観光することにした。京都は初めてでゆっくり回って見たかったのでわざわざ歩く事にしたのだ。ウタノユースからすぐ近くにあったのが、この仁和寺だった。仁和寺とは初めて聞いたけどあまりにも立派なお寺で圧倒された。京都には古いお寺があまりにも多いから立派なのにもかかわらず注目されないお寺が一杯あるようだ。

金閣寺

金閣寺には、韓国人を含めアジアからの観光客が一番目立っていた。それから修学旅行で来た学生たちも多かった。ある学生に聞いたら埼玉から来たと言った。赤の他人なのになんとなく嬉しく感じた。旅先で同郷の人に会ったらどれだけ嬉しいだろう・・・

金閣寺の池の周りには多くの写真撮りの人がいた。私も良い写真撮って見ようと思って三脚を出したら、警備員から三脚は駄目と言われて揉め事をした。日本人は写真を撮るだけで文化財が磨耗するとでも思っているらしい。表向きでは入場者が怪我する恐れがあるからだと言うけど、もったいぶっているだけではなかろうか。文化財は大事に保存するべきだが人々がその文化財の価値を実感するのも大事にしなければならない。こういうところから島人間の根性が伺える。

上賀茂神社

上賀茂神社へ行く途中のある天ぷら屋で、そばと天ぷらを頼んで食べた。初めて食べる京都の料理だった。東京で食べてたそばや天ぷらとはちょっと違う味で、私にはあんまり美味しくなかった。

上賀茂神社は、日本の神社の中でもっとも古い神社だと学校でならったので来る事にした。たしかに建物のあらゆるところから歳月が感じられた。

金閣寺は観光客が多かったのに比べて上賀茂神社は人は殆ど見えなかった。そんな中境内のあるところで西洋の女性一人がスケッチをしていた。どっちかというと真剣にスケッチをしているように見えた。どんな思い出スケッチをしているのか聞いて置けばよかった。

北野天満宮

北野天満宮は、天満宮の中で日本最古と言われている。天満宮は菅原道真を学問の神様として祭る神社である。

しかし境内に置いてある牛の銅像は何だろう。いくら探しても北野天満宮と牛との関係については書いてなく、人に聞く勇気もなかった。牛は農業を象徴する家畜だが古代京都で養蚕や農業技術を朝鮮半島から伝来したのは渡来人の秦氏である。もしかしたらこれと関係があるのではないかと思った。いつかまた北野天満宮に行ったらこれについて調べて見よう。

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